佐藤らて(12/13)、「勝利まであと一歩」

昨日、日曜日は、関生弾圧はねのけろ!全国同時アクション。
東京では、新宿アルタ前に集まり、新宿駅一周のデモをやったのでした。
大弾圧をはね返しながら若返った新執行部を確立した関生からは、若い組合員が「人前で話すのは得意ではないのですが」と言いながら、ものすごいアピール。さすが関生です。
デモは、昨日のデモがさすがに今年最後だとは思うのですが、それにしても今年はよくもまあデモをやったものです。
数えたら、私が参加したものだけでも30回!

2019年、フィナンシャルタイムスは「ウィーン体制崩壊を招いた1848年、ロシア革命が起きた1917年、プラハの春が弾圧された68年、ベルリンの壁が崩壊した89年〜そして未来の歴史家は、2019年を世界各地で抗議デモが多数発生した特筆すべき「騒乱の一年」と定義づけるかもしれない。」と書いた。

それどころか2020年、2021年と世界中のデモ、ストライキなどなどの社会的決起はさらに爆発していった。

日本にいるとそういうことをなかなか実感できないのですが、私個人レベルではやたらとデモ、ストライキが周りで起こってきている、となっています。
皆さんの周りはどうですか?

日本が世界となぜちがうのか?
私は、核心問題は、「日本型新自由主義」という点にあり、その「日本型」がなぜ生まれたからであり、さらに言えば、それは出発点としての国鉄分割・民営化のあり方にあると思うのです。
国鉄闘争」をめぐってずっとどういう攻防があったのか?
労働組合、左翼が資本の手先となり、率先垂範して日本の新自由主義が拡大してきた。
そして、いまそうしたあり方が全部破産した。
だから、私は強く言いたいのですが、ここからが日本の番なんだ!
ということで「勝利まであと一歩」、国鉄闘争裁判へ12月17日(金)15時45分東京地裁前に集まろう!

新宿中央公園の一角に十二社神社というのがあります。この十二社神社というのは全国にあるのですが、どうやら新潟県にやたらに集中しているらしい。そういえば山古志でも遭遇したことがあったのでした。

佐藤らて(11/29)、沖縄50年の攻防

1971年5月19日、11月10日の二波にわたる沖縄全島ゼネストこれに本土から連帯した11月14日渋谷闘争から50年
沖縄現地での50周年集会とデモ、そして昨日東京で記念集会でした。
渋谷暴動闘争では、教育労働者・永田典子さんが機動隊に殺され、高校生が「犯人」にしたてられ、そこから星野さん、奥深山さん、大坂さんが死亡した機動隊員の「殺人犯」にでっち上げられ、以後半世紀、いまもその攻防が続いています。
2年半前獄死した星野さんが刑務所によって意図的に殺された、ということが進行中の国賠訴訟でいよいよはっきりしてきた。
なぜ、わざわざ明々白々無実の星野さんを43年間も獄に閉じ込め、その上に殺したのか?
何一つ物的証拠もなく、時効の上に時効が重なるような大坂さんに接見禁止をし、医療を拒否し、裁判を強行するのか?
なぜ、半世紀もこうした攻防が続いているのか?
マスコミはこの「なぜ?」ということを一切無視し、それどころか毎日新聞は「警官殺害事件」をいまになって大報道すらしている。
なぜなのか?
私は、すべては「いま」にあると思うのです。
建設不可能なことがはっきりしている辺野古新基地を沖縄県知事があらためて建設拒否しても、絶対に基地建設をやる。
建設土砂に遺骨が入っていようが、それで何百億でも何千億でもドブに捨てても、工事をやる。
半世紀、決してなくなることのなかった「絶対反対」の声を押しつぶすため。
そうじゃないですか?!
9月7日(火)沖縄をミサイル基地にするな!防衛省抗議行動へ。
午後5時法政大学(市ヶ谷)富士見ゲート前
 
亀有駅前のかめありリリオホール9階から丹沢〜奥多摩が一望されるのですが、距離、高さという条件があるのでしょう、都内からこれほど雲取山が立体感をもって見えたのは初めてですね。

佐藤らて(11/15)、「あたらしい資本主義」

そう、資本主義とは何かが問題となっている。
この社会のほとんど誰もが当たり前のこと、どこまでも続くあり方だと思っていた資本主義。
それがよりによって資本家の代理人である内閣総理大臣から「そうじゃない」と言い出した。
じゃあ、あなたはどう思いますか?
資本主義とは何か?新自由主義とは何か?
少なくとも新自由主義は、出発点もその発生経過もはっきりしている。
それは1981年第二臨調から始まる国鉄分割・民営化という国家的大合理化攻撃、労働運動つぶしから始まった。
この時から労働組合がつぶされ、無力化され、労働者の権利が後退していったわけですが、そのことより、です。
当時の中曽根首相が「目的は改憲だ」と明言した国家的大合理化攻撃に労働運動がどう立ち向かえるのかが問題となった。
ほとんどの労働運動は「しかたない」「どうしようもない」となった。
だから11月7日の労働者集会で高山弁護士は「野党共闘自民党を支える運動だ」と断言した。
「枝野と岸田の言うことはどこが違うのか?」「枝野を支える共産党とは何か?」
要するにどれもが「新しい資本主義連合」じゃないのか?
日本資本主義がミャンマー軍政を支えると糾弾されたとき、その資本主義とは何か?
と、いま、社会の原理が問題となる時代となっている。
それをめぐる大論争が巻き起こる時代となっている、そうは思いませんか。
資本主義学習会をやっています。一緒にどうですか。
秩父の名峰・両神山は「峨々と聳える」という語感の通りの山容をしているのですが、これが実は秩父の周辺いろんなところから見ることができるということを歩きながら発見したのでした。
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佐藤らて(11/8)、ミャンマー蜂起に連帯を

9月初めにミャンマーの挙国一致政府が蜂起を宣言してからミャンマーの報道がなくなっていた。
そのことが気になっていたところに、昨日の東京新聞に久しぶりに内戦の報道があって、そして11・7労働者集会。
弾圧と闘い続ける関生支部など、相当激しい発言が続いた集会の最後にミャンマーの若者たち数十人が演壇に立ったのだった。
みんな若い、そして女性が多い!
広げた横断幕には「テロリストミャンマー軍、クーデターの支配下に苦しんでいるミャンマーを助けてください」。
日本には1990年のクーデタで亡命してきた民主派の人たちがいっぱいいるようなのですが、
今度のクーデタで日本在住ミャンマー人たちで立ち上がったのはぜんぜん新しい20代の若者たちだった。
彼らもちょっと前まで「いまの子はぜんぜん政治に関心がない、ああ」と言われていた。
その彼らが揃ってあの3本指にした腕をあげて日本政府が軍政を支えていることを糾弾!
ミャンマー語で繰り返されたスローガンに会場全体が3本指を掲げて唱和!
彼らの民主主義は、文字通り命をかけた闘いです。
母国では知り合いが次々に殺されている。
昨日の演壇に立つこと自体、自分も殺されるかもしれないことを覚悟しないとできない。
そういう人たちに対面すると、われらも覚悟を問われるのであった。
日本の労働運動は、また一歩前に出ることが迫られているのでした。
闘う労働運動を甦らせよう!
 
◎前段の学生集会をたまたま見たのですが、最後に女子高校生がマイクを持ってゴリッとした発言をしているのでした。そう、グレタ・トゥンベリさんというのは、ああいう感じなんだろうなと思わせた

佐藤らて(11/1)、あらためて「絶対反対」を

昨日の総選挙結果、みなさんはどう捉えますか?
10月30日横田デモ、今日11月1日は横田スタンディングと連続的に反基地闘争でした。
そこでもいろんな意見が出た。
選挙結果そのものではないのですが、横田デモ前の集会では、横田基地騒音訴訟を闘う福本さんが総選挙とともにおこなわれる最高裁判事審判について熱く訴えた。
日本には三権分立なんてないんだ、全員に×を!
社民党の方は、比例区議席を確保できなかったにもかかわらず、沖縄で唯一社民党が当選したことを強調していた。
そう、沖縄の4選挙区は、本土の「野党共闘敗北」とは大分様相がちがう。
1区共産党、2区社会党、3区と4区が接戦の末自民党
これも「オール沖縄」なのかもしれないけど、本土の「野党共闘」とは大分性格が異なるのではないか。
ずっとストレートに争点がはっきりしていて、焦点が明らか。
えー、私も覚悟を決めて、分裂に際して立憲民主党に行かなかった残存社民党に敬意を表した甲斐がありました。
戦前の歴史を見ればはっきりしています。
「絶対反対」を貫くかどうか、それがじつは時代を決するのです。
ほとんどの人が誤解していますが、戦争への分岐点だった大政翼賛会というのは左翼が推進し、むしろ戦後自民党になった人たちが反対したのが歴史の真実です。
「戦争絶対反対」の労働組合、労働運動の力が最後を決するのだ!
ということで、「絶対反対」の方は来週日曜日、11・7日比谷に集まろう!
 
◎昭島という地は、多摩川が南東方向にカーブする「角」に広がる野っ原にできた町だから、それにあまりビルもなくって、いろんなところから丹沢~奥多摩の山並みが見渡せるスポットがあります。せっかくの6階建ての市役所、そっち方向の見晴らしがない、ナンセンス。

佐藤らて(10/25)、どこまでも国鉄解雇撤回!

JRの労働者支配の要、東労組崩壊から、そして関西生コン支部弾圧から3年。
この二つのことは別々のことなのだろうか?
これは、端的に言えば新自由主義の崩壊の象徴なんだ!
動労を使った国鉄分割・民営化、東労組を使った外注化推進、そんな新自由主義政策が破綻したから関生弾圧となった。
岸田首相も言う新自由主義政策の破綻とは、ほんとはこのことなのです。
だから、いまこそ国鉄闘争を!
ということで、今日は国鉄1047名解雇撤回署名と11月労働者集会の宣伝を一人でやってきたのでした。
しかし、総選挙の渦中の三鷹駅、立民・山花郁夫陣営の宣伝隊がやってきて、彼らがいなくなったと思ったら共産党の人たちがやってきた。
まあ、選挙中のことなんだから当然ですね。
しかし、彼らは労働運動にどういう態度をとるのだろう?
立民・辻元さんは関生支援の顔だったのに弾圧が始まったら、あっという間に姿を消した。
共産党は、それこそ関生労組弾圧の張本人です。
ということで誰一人国鉄解雇撤回署名に見向きもしなかった。
しかし、です。
このところ1筆とか0筆という記録を更新してきた私が、今日はめずらしく6筆!(2時間半)
一昨日の錦糸町デモ、そのデモ前の都立病院民営化反対署名では180筆をこえる署名が集まったことに比べるとおよそ比較にならないですが、
そしてどんなに地味で注目されないとしても、新自由主義の原点はどこまでも国鉄分割・民営化、1047名解雇です。
新自由主義をほんとに覆す力は、労働者の団結、闘う労働組合にある!、と叫びたい、どん!
11月7日(日)労働者集会に力を集中しましょう。
 
◎回を重ねる錦糸町デモ、ここのデモはまわりの声援が半端じゃないのですが、今回は「私は墨東病院で子どもを産みました、民営化反対」とデモ隊に強烈に手を振り叫ぶお母さんがいた。

佐藤らて(10/18)、繁沢前副委員長

昨日の「青年労働者交流集会」は動労千葉前副委員長の繁沢さんの「新自由主義と闘う労働組合はつくれる」という講演、討論でした。
「前副委員長」というのは、じつは動労千葉は先日の大会で新体制、組織の若返りを果たした。で、繁沢さんに「前」がついたというわけです。37歳の書記長が誕生した!
いまどきどの組合を訪ねても「役員のなり手がいない」という声を聞かないところはないほどです。
日本の一流企業の正規職組合、しかもゴリゴリに闘う労働組合に新しいリーダーが生まれた。これは半端じゃない。
動労千葉は、大半の組合員が定年を迎え、みんな下請け企業に入って慣れない仕事にとりくみ、そしていま、職場の多数派組合になろうとしている。
JRの下請け企業には、もちろん会社派組合があるんだけど、その組織化をやっている。
ちょっとでも組合活動をやった人はわかると思いますが、これは相当大変なことです。
しかし、誰もが「資本主義」「新自由主義」を問うこの時代、このことが課題であり、焦点になっているのだと思う。
これに答えを出すかどうか、いや、その課題に挑戦するかどうか。
これで「右か左か」が決まると思う。
たとえば、関生に弾圧があったら辻元さんたち(立民)はさっと離れ、立民に社民党から分裂していったら半年後には国民投票法が改悪された。戦争と労働運動の問題はセットなのです。
この二つのことを、青年労働者たちはシニアの私から見ると熱く語っておったのでした。
彼らの実践的結論は、もちろん11・7労働者集会へ!
11・7は、韓国民主労総と共同開催なのですが、ゼネストを構える彼らにいま大弾圧。民主労総との連帯し韓国大使館抗議行動へ。
10月20日(水)午後3時半、「麻布十番駅」1番出口集合。
 
◎明日は総選挙告示。総選挙なんて何十年も投票したことのない私ですが、しかも誰よりも激しく社会党のことをぼろくそに言ってきた私ですが、分裂に矜持を守った彼らに敬意を表しようと思っておるのです。