佐藤らて(1/3)、実力闘争の2022年へ

2022年元旦の横田スタンディングでは、今年も新たに騒音訴訟を開始するという訴訟団・福本道夫さんがいつになく怒り、熱く訴えていた。
昨12月28日、那覇地方検察庁が蝶類研究者・宮城秋乃さんを在宅起訴したことへの抗議だった。
宮城さんという方は、仕事柄なのか、返還された米軍北部訓練場跡地の森を踏査し、これまで米軍廃棄物を採取してきているらしい。
2000発以上の空包、手投げ弾、野戦食、放射性物質コバルト60を含む電子部品等々。
こういうのを米軍も日本政府もずっと放置してきていた。
それを彼女が公開するたびに、沖縄タイムス琉球新報が繰り返し報道してきたらしい。
で、彼女が高江の米軍北部訓練場メインゲート前の道路にそれを公開したことを「威力業務妨害、道交法違反」だと、彼女の自宅の家宅捜索、パソコンなどの押収、起訴とやった。
東京にいる私は、恥ずかしながら、こんなことぜんぜん知らなかった。
福本さんがこんな検察庁のあり方を「私はいつも日本は植民地だと言ってきたが、それ以下だ!」と弾劾していましたが、まさに!
言うまでもなく高江のあたりはかの「ヤンバルの森」です。
辺野古の海もヤンバルの森も戦争の前には「へ」でもない。こういうのが「土地規制法」です。
今年2022年は「沖縄復帰50年」、またしても沖縄は戦争に向かっている。黙っているのか、黙っていられるのか?
2021年は渋谷暴動闘争から50年でしたが、あらためて実力闘争で闘う秋がきています。
 
◎2017年、名護から高江まで歩いた。真喜屋あたりの「最後のコンビニ」をすぎるとぐっと人口が少なくなっていくのだけど、太平洋側の東村へと横断してもそこは「森」ではない。「ヤンバルの森」が本格化するのは高江からさらに北の方です。「森」を垣間見れるのは辺野古~名護かな。