佐藤らて(10/4)、「軍事空港反対」

昨日は三里塚闘争全国集会が成田市内であったのでした。
半世紀を越える闘争の現下の焦点は、一点、市東東一さんの土地強制収容にあります。
違法、脱法の限りを尽くした空港公団に、裁判所はこの6月に土地取り上げの最終判決を下した。
この「違法の限り」とは、たとえば決定的証拠書類の偽造までやっている。
そんなこと、江戸時代だったら「謀書謀版引廻之上獄門」ものです。
資本主義の民主主義は平気でそれを無視する。
そして、B滑走路に飛行機が行くための誘導路をつくるために市東さんの土地取り上げると言ってきたのに、いまその誘導路の使用を停止するという。
言うまでもなくそもそも飛行機が飛んでないからです。
これまで誘導路のためだけに320億円使ってきたのだそうだけど、全部パー。
飛行機が飛ばない飛行場!
それなのに土地取り上げだけはやる!
何なんだ?!
となると、あるのは、これはもう、空港の軍事利用です。
三里塚闘争はずっと「軍事空港反対」と言い続け、叫び続けてきたんです。
マスコミはほとんど報道しませんが、いま、自衛隊の大移動演習が日本中で起きている。
28年前に同じようなことをやったときは「南から北」だったけど、今度は「北から南」へ。
これは大真面目に「台湾戦争」の準備に入ったということだと思う。
こういう演習というのは、JRとか民間トラック、空港、ありとあらゆる民間企業、そして労働者が動員される。
昨日もJRの労働組合動労千葉が集会参加者の最大部隊として登場していたけど、いよいよ「労働運動と戦争」ということが問題になる時代が始まった!
 
◎佐倉の市街地から成田の市街地までというのは、それはそれはのどかな農村地帯なのです。この時期、いたるところで道の上に手を伸ばせば届くような柿がなっていて、えー、もぐもぐもぐ。