佐藤らて(9/20)、「ドイツ・イデオロギー」2

ほんとに久しぶりにデモも集会もない週末でした。
実践課題がなかったら、そこはやはり理論です。
前回マルクスドイツ・イデオロギー」について述べました。
マルクスエンゲルスがドイツの観念論、さらに唯物論哲学=フォイエルバッハを批判した。
なぜか?
この本を読むと哲学用語がいっぱいあって、これは「哲学論争」みたいに見え、私もずっとそう思ってきたけど、
これがじつはそうではなかったのですね。
斎藤幸平さんではないが、そこには実践問題があった。
それも、そこにあったものは労働運動をめぐる問題だったのでした。
当時、ヘーゲル観念論を初めてきちんと批判できたフォイエルバッハが労働者の理論として課題となったのですが、
そのフォイエルバッハの議論というやつが「愛」とかの言葉にまみれていた。
それは確かに「愛」は大切かもしれないけど、愛で世界を変えることはできない、どん!
世界を変えられない労働運動じゃあ、どうしようもないじゃないか。
ここからマルクス主義が歴史に登場したのでした。
関生武委員長も、①経済闘争、②政治闘争、そして③理論闘争、この三つをやるんだ、って強調していた。
そう、理論武装をして破産した新自由主義に立ち向かおう!
そしてこの秋、韓国民主労総ゼネストと連帯して、日本で闘う労働運動をよみがえらせよう。
10月1日(金)横田基地スタンディング行動、第2ゲート前11:00~
 
◎いま、マルクスが半世紀ぶりに書店に並ぶようになり、いろんな人たちが語り出している。何年か前、共産党系の学者が「若者よ、マルクスを読もう」という本を出して(まちがっているけど、おもしろい)、これも相当売れたらしい。どうですか、一緒に勉強しませんか。