佐藤らて(9/13)、「ドイツ・イデオロギー」

普段あまり取り組んでこなかった東海第二原発反対運動。

土曜日に首都圏ネットワークが呼びかけての全国一斉行動に私も参加したのでした。
で、突然ですが、最近私はマルクスドイツ・イデオロギー」にこっているのでした。
マルクス・エンゲルスが「共産党宣言」の直前に書いて、結局ながらく活字にならなかったまぼろしの書「ドイデ」です。
ベストセラー「人新生の『資本論』」の著者・斎藤幸平さんは、ある週刊誌の書評欄で「人生を大きく変えた本」第一位に「資本論」ではなくあえてその「ドイツ・イデオロギー」をあげています。
「意識を変えれば社会は変わる」じゃないこと、「社会を変えるにはまず行動を変えること」という主張に動かされたという。
私から見ると「行動をする」ではなく「行動を変える」という議論には意見がちがうのですが、実際に彼は留学中に起きたハリケーンカトリーナのボランティアに参加したり、「行動する学者」になっていく。
彼が警鐘乱打する地球破滅一歩手前にまで来ている環境破壊。
原発もまた、とりあえず「地球破滅」ではないかもしれないけど、東海第二に事故が起きたら「首都圏破滅」まちがいなしです。
コロナも底なしの事態になっているし、アフガンではアメリカが20年戦争に大敗北した。
それぞれちがうもののように見えるけど、要するに新自由主義の破綻なんだ!と私は思います。
そして、日本での新自由主義とは国鉄分割・民営化による労働組合破壊からすべてが始まっている。
どこまでも国鉄分割・民営化の攻防から誰も自由にはならないのだと思います。
その決着をつける時が来た!
◎コロナ情勢の中、日本の労働運動は「自粛」ですが、韓国では「禁止」なのだそうです。で、ゼネスト集会をやった民主労総委員長が先日逮捕された。機動隊が民主労総本部にエンジンカッター、バールなどで武装して襲撃したのだそうです。あれ?